曖昧☆Bboys
第5章 ごめんね、彰吾
霧人はホームの中まで私を送ってくれた。
朝一番の空気がひんやりと身体に突き刺さり現実を感じた。
「また連絡したいから連絡先教えて」
霧人にそう言われ断る理由もないからお互い連絡先を交換した。
「また辛くなったらおいで...いつでも俺が癒してやる」
カッコイイのに優しいなんて反則だ。
荒れていた理由も聞かず朝まで一緒にいてくれた霧人の抱擁力に強く惹かれた。
「ありがと...」
しかし頭の片隅で彰吾がよぎり、私はそう応えるしかできなかった。
電車が来て私が乗り込むとドアはプシューッと音を立て私達を遮った。
ジーンズのポケットに手を突っ込み、私を優しく見送る姿にかなり寂しくなる。
電車が動き出すと軽く手を上げていた。
私も小さく手を振った。
霧人は私が見えなくなるまでずっとずっと目を離さなかった。
朝一番の空気がひんやりと身体に突き刺さり現実を感じた。
「また連絡したいから連絡先教えて」
霧人にそう言われ断る理由もないからお互い連絡先を交換した。
「また辛くなったらおいで...いつでも俺が癒してやる」
カッコイイのに優しいなんて反則だ。
荒れていた理由も聞かず朝まで一緒にいてくれた霧人の抱擁力に強く惹かれた。
「ありがと...」
しかし頭の片隅で彰吾がよぎり、私はそう応えるしかできなかった。
電車が来て私が乗り込むとドアはプシューッと音を立て私達を遮った。
ジーンズのポケットに手を突っ込み、私を優しく見送る姿にかなり寂しくなる。
電車が動き出すと軽く手を上げていた。
私も小さく手を振った。
霧人は私が見えなくなるまでずっとずっと目を離さなかった。