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私の“心“

第8章 11月8日


あれからかなりの年月が経ったある日
母がひいおばあちゃんの葬儀に会った遠い親戚の話をした


「ねぇ、ひいおばあちゃんの葬儀の時、あんたと同じ名前の子、多かったね」

「?あー、そうだね。確かに多かった。なに?いきなり?」

そのとき、語ってくれた内容に驚きが隠せなかった。
母には散々驚かせてくれたけど、自分の名前にそんな意味も含まれているなんて知らなかったからだ。

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