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泣き虫リトル

第1章 “間違い”

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家が近づくにつれ、どんどん緊張してくる。



そんで玄関のドアの前にたった今が一番ピーク!!



ふー、、っと深呼吸して、、、


普通に。普通に。




よし。行こう。



ガチャっと扉を開けていつもみたいに『ただいまー』って言う。



親はまだ仕事から帰ってきてない。


玄関鍵開いてたしアニキ帰ってきてるよね?



とりあえず自分の部屋に荷物を置こうと階段を上ると、隣のアニキの部屋のドアが開いた。


ちょっ心の準備がっっ


『あっ、、、あに、き、ただいまっ』

っって俺キョドりすぎだろ!!


「、、、おかえり」


冷めた声が上から降ってきた。


アニキを見上げる。
合わない目線。


、、、一瞬で俺の心臓も冷たくなった気がした。


アニキはフッと俺の視線を避けて、俺の横を通り過ぎていく。


なんで?

これホントにアニキ?


え、待って。


ねぇ、アニキ。




『、、、、っ、、』






“アニキ。





昨日と今日の朝、なんかアニキから逃げちゃってごめんなさい。


なんで、昨日の夜、あんなことしたか聞いていい?”



ずっとシュミレーションしてた、言おうと思っていたセリフ。



言えないまま、アニキが家から出て行く音と一緒に、それは俺の心に留まったままだった。














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