テキストサイズ

フーセンガム

第2章 基礎

(相葉side)

にのから、メールが届いた。

〔購買にいる。迎えに来て。〕

相変わらず、文が少ない。

「まぁ、迎えに行きますけど」

カバンを机に置き、階段でひとつ下の階に降りる。

「あー!にのここに居た!」

降りて、すぐに言った。

そしたら、にの以外にもう一人居た。
櫻井先輩だ。

にのは、櫻井先輩に頭を下げてこっちに小走りでやって来た。

二「ふぅ…ナイスタイミング」
「え?邪魔じゃなかった?」
二「全然、緊張したし…あのままじゃもたなかった」
「そっか、俺天才」
二「はぁ?」

すいません、調子に乗りました。

二「とにかく、ありがと」
「どういたしまして」
大「あー!相葉くん!」

俺とにのはとっさに振り向く。

大「と?」
二「二宮和也です。」
大「和也くん、よろしく。僕は…」
「大野智、みんな大野先輩とか智さんって呼んでる」

大野先輩の言葉に食いぎみで、言う。

大「僕の言葉取らないでよ~」
二「ふふっ」
大「なんで笑ってるの~」
「櫻井先輩、購買に居ましたよ」
大「ありがとぉ、じゃまたね」

相変わらず、喜怒哀楽が激しい人だ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ