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（相葉side）

「にの～、どうしたの？」
二「べ、別に」

顔を紅潮させ、うつむくにの。

「熱？」
二「…違う」
「え？じゃ、なんで？」
二「言う必要ある？」

あっ、いつものにのに戻った。

「あるよ、親友だもん」

親友なんて、一方的に思ってるだけだけどね。

二「変」
「え？」
二「って思わないでね？」
「当たり前でしょ？親友だもん」
二「多分…多分だよ？」

いつも、冷たくて毒っけのあることばっかり言ってるけど本当は優しくて可愛いこと、知ってるんだからねっ。

二「雅紀？聞いてる？」
「あっ、うん」
二「聞かないなら言わない」
「ごめん。聞く聞く」
二「はぁ…」

深いため息をつく。

「で、多分なに？」
二「…一目惚れってヤツしたかも」

一目惚れ？

「誰に？…ってわかんないか」

あんなにたくさん女子いたし。

二「…櫻井先輩」

えー!？櫻井先輩!？