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溺愛禁止。

第8章 後悔

車を見送った後、蓮君と私の部屋に戻った。


今日、会わないって追い返したばかりなのに
恥ずかしいやら、申し訳ないやら…。


それに、さっきから蓮君はこっちを向いてくれないし、何も言ってくれない。


怒ってるのかな…。


怒ってるよね…。






「蓮君…ごめんなさい。」


さっきの私の勢いはどこに行ったのか…
すっかり小さくなってしまった私。



だけど、ちゃんと伝えなきゃ…。




そう思って俯いていた顔を上げた時、視線の先にある鏡に映った自分を見てハッとした…。



首に赤い跡が…。


首に…圭一にキスマークを付けられてたの


忘れてた…。





月子さんにも店長にも…見られてしまったんだ。





そして、蓮君にも…。

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