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溺愛禁止。

第11章 邪魔する男

案外デリケートな奴かと思いきや



「あなたは、自信が無いから
俺と恋実を二人で会わせないんだ。」


は?



「自信なんかねーよ。」




「…?!」



「自信なんかないから
毎日好きで好きでたまらない。


好きだってことを伝えたい。


俺は自信が無いことを恥じたりもしてないし


いつも自分の気持ちをありのまま伝えたいと思ってる。


近くに居る時に気持ちも伝えられなかった奴とは違うんだよ。」




俺がそこまで言うと奴は
心底悲しくて泣きそうな顔をした。



その顔を見ると本当に恋実のことが
好きだったんだろうな、って…


好きって言えなかった理由があるんだろうな、って感じたんだ…。

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