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溺愛禁止。

第11章 邪魔する男

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あの後…蓮君と健太が何を話していたのかわからないけど


蓮君が私の所に戻って来た時には少し機嫌が治っていた。


二人で私の部屋に戻ってからは蓮君に、中学の頃のことを色々と聞かれて


“何人に告白された?”とか


“何人に告白した?”とか


何だか事情聴取みたいだった。




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次の日の夜、お風呂から上がってベッドに入ると
私のスマホが鳴り響いた。


画面には健太の名前が表示されている。


同窓会のことかな…





「もしもし…健太?」


「おう、今一人?」


「そうだけど…」



蓮君はバイト終わりに私を家まで送ってくれると
昨夜遅くまで話し込んだことを心配していたのか


今日はゆっくり休んでね、
と言って帰って行ったんだ…。





「あのさ…恋実…。」


「…何?」




「昨日、俺が言ったことだけど…。」



昨日…?






あ、






…私のことが…




好きだった、ってこと…?

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