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溺愛禁止。

第11章 邪魔する男

次の日、蓮君に同窓会は6人しか集まらないこと
ハガキは出さないことを伝えると


「アイツ…最初からそのつもりだったな…。」


そう言って思いっきり眉間に皺を寄せられた。



昨日、健太と話したあれこれは
言うのを止めておこう…。




「ねぇ、蓮君…。


私…中学の時、すごく楽しかったの。
皆が居てくれたから…楽しかったの。


だから…皆に謝って…お礼をしたいの。」



また皆が私と会ってくれるって言うなら
それ程嬉しいことはない。




「…わかった。」


蓮君は私の頭に優しく
温かくて大きな手を乗せて



「皆が好きだった食べ物とか料理に取り入れたりしたら喜ぶかもな?

兄貴に頼んでやるから考えといたらいいよ。」



そんな嬉しいアイデアまで出してくれた。






その日から…





私は蓮君の優しさに甘えて



6人で会う時のことばかりを考えていた……。


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