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溺愛禁止。

第13章 離れる心

「…健太?どうしたの?」


「…///忘れ物しちゃってさ…。」


「…え?」



そんなのあったかな…。




「上がっていい?」


「うん…。」





部屋に入って来た健太は周りを見渡すと


「あー、あったー良かったー。」



テーブルの下から何かを掴んだ。



「俺んちの鍵///…。」



「もうっ、そんな大事な物忘れないでよー。

バイトに行く前で良かったー。」




「マジで焦った。


でも、忘れたおかげで
いいもん見れて良かった///」



「いいもん?」



「恋実の部屋着姿に濡れた髪…

そそられる…///」



「もうっ、からかわないでよ///

急いでるんだからっ。」




…蓮君が来ちゃうよ…。




「これからバイトなんだろ?送ろうか?」




「…今、彼が迎えに来るの…。」






「…そっか…。


じゃ、またな?」



「うん、またね。」






そう言って


健太が玄関のドアを開けた時---







ドアの向こうに












蓮君が…






居た。

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