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溺愛禁止。

第13章 離れる心

「お前さ…まだ今の仕事続けるの?」


「え?」



「よく昔、言ってたじゃん。

お爺ちゃんお婆ちゃんをお世話する仕事に就きたいって。」



「…うん…。」



「そーいう学校、ちゃんと卒業したんだろ?」



「うん…。」




「今は介護する側の人間が足りてないっていう時代なのに、お前…何やってんの?」



「何って…。」



だって…。



「うまく笑えないし…誤解されたら嫌だし…。」




「あーーー、もうっ

ウジウジしてないでさ…

やる気出せよ。

そんなのは気合いなんだって。」




「気合い?」





「そう。


出来ないと思ってたらいつまでも出来ない。


だけど、頑張れば


出来るかもしれないじゃん。


やらないのと、やってみるのとでは
全く違うんだから。」




介護の仕事はしたいけど…







今私の頭に浮かぶのは蓮君の顔。







でも…





このままお店や店長、月子さんや…

みんなに迷惑をかけるなら




私、辞めた方がいいのかな…。

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