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溺愛禁止。

第13章 離れる心

「アイツとなんかあったんだろ?」


「…。」


「振られた?」



私はその言葉に唇を噛み締めた。




「…良かったじゃん…。」




「…?」



「俺…昨日の夜偶然見たんだよな…。」





「…え?」




「アイツが…


恋実じゃない女と二人で歩いてるの…。」





!!!





…嘘…。








「あの時間、仕事帰りだろ…。


昨日、お前どうしてた?」






「…。」





蓮君は先に店を出ていて


私は一人で帰ったなんて…


言える元気も無くなってしまった…。

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