テキストサイズ

溺愛禁止。

第14章 届かぬ想い

「お前には、何を言っても無駄だろうが…



自分の気持ちに正直になった方が


もっと楽に生きれるぞ。」




店長はそう言って、
私の右肩にポンッと軽く手を乗せたけど



心の中は、ずっしりと


重かった…。






皆に見送ってもらうのは何だか申し訳なくて
逆に皆を見送らせてもらった。



蓮君には何も言えずに……






蓮君も、何も言わずに……



皆と店を出て行った。














私の大好きな人。







きっと…






私が初めて本気で好きになった人。










やっぱり…





最後にお礼くらいは伝えたい。







そう思って蓮君の後を追い掛けようと私も外に出た。





すると---













!!!







「れ…蓮君…?」







あの頃私を待ってくれていた場所に








蓮君が…居たんだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ