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短い間だったけれど


店長、月子さん、蓮君には
沢山助けてもらっちゃったな…。




感謝してもしきれないよ…。




出会えて…



本当に良かった。







「恋実ちゃん…本当は送別会でもしてあげたかったんだけど…」



「いいんです、気持ちだけで充分です。」



みんなの都合がつかなかったと言っているけど
私に気を遣ってくれたのだろう…。




「何かあったら…いつでも相談してね？」



「…本当に…ありがとうございました。」



私は月子さんに頭を下げた。




「店長、いろいろとお世話になりました。」



店長にも感謝の気持ちを込めて
お礼を伝えると




店長は深い溜め息をついて言った。






「変なところで
最後まで意地を張りやがって…。」



「…？」





どういう、意味…？





「佐伯は…大事な物を大事にできない

粗末な奴だ。」