溺愛禁止。
第15章 彼の音
今日は夜勤だから夕方からの勤務。
まだ眠っていたいのに見た夢を思い出しては
身体中が熱くなって眠れないのだった。
蓮君に…会いたい…。
その想いを追い出すように、熱いシャワーを浴びて気合いを入れて部屋を出た。
階段を降りた時、
私のちょうど下の部屋の玄関が開いた。
挨拶しておいた方がいいのかな…。
15時に目覚ましの音が
下の部屋から鳴り響いていたけど
どんな人が住んでるんだろ…。
そう思いながら
まだドアの死角になっている住人に
「こんにちはー。」
声を掛けた時だった---
!!!!!
これも…
夢?