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溺愛禁止。

第4章 デート

お猿さんに夢中になっていると、隣から思いっきり視線を感じた。


そっちの方を向いてみると…


蓮君が頬を紅く染めながら
私を見ていたのだ。



「…どう、したの…?」


「いやー、///

なんか恋実ちゃんが普段しない顔してたから
目、離せなくなっちゃって…///」


茶色い髪を自分の手でクシャクシャ、っとしながら俯く蓮君。


「さ、次々ー///」


そう言って急に一人歩き出した。


状況が呑み込めずに立ち止まってしまった私。


それに気付いた蓮君は振り返ると
私の位置まで戻って来てくれた。





「ごめんね?恋実ちゃん。

俺、強引だけど
基本、恥ずかしがりやだから…///」




そう言った蓮君は
耳まで真っ赤だった。


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