溺愛禁止。
第18章 二人の未来は…?
「蓮君…
本当に私が行ってもいいと思ってる?
本当に離ればなれになってもいいの?
本心を聞かせて?
ありのままの蓮君の気持ちが聞きたい。」
寂しそうな表情に
私がそう聞くと
少し戸惑った様子で口を開いた。
「………行っていいよなんて………」
私の背中に回された手に力がこもる。
………?
「行っていいよなんて…
心から思ってる訳無いだろ?」
………!!
「こんな俺じゃ……
今まで恋実が付き合ってきた奴等と同じになる…」
……蓮君…。
「俺はいつまでたっても変われないんだ…。
恋実に嫌われたくなくて
もっと愛して欲しくて
もっと俺だけを見てほしくて
もっといい男になろうとして頑張ってきたけど
俺は…」
そんな風に思っていたの…?
「………どこにも行かないでほしい。
俺の傍に居て欲しい
……離れたくない」