溺愛禁止。
第19章 溺愛禁止。
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「恋実ぃ?」
「ん?」
「寒くない?」
「寒くないよ」
「調子悪いとこ無い?」
「無いよ…。」
「喉、渇いて無い?」
「…無いよ…。」
蓮君が選んで寝室に置いた、あまり大きくないダブルベッド。
蓮君曰く、“ずっとくっついていたいから”とのこと。
そんなベッドの上で眠りにつこうとウトウトしている私の隣で私の手を握って離さない旦那様。
私の方に身体を向けて私の顔にキスをしまくるのはいつものこと。
私からすれば、身体を心配してくれるのであれば静かに寝かせてほしい。
先日、店長と月子さんが家に遊びに来てくれた時月子さんに“恋実ちゃん冷めてるね”と言われてしまい
それを聞いていた蓮君はかなり不安に思ってしまったらしい。
ちゃんと愛してるのに。
「恋実、俺のこと愛してる?」
「…愛してる…。」
「今ちょっと間、空かなかった?」
「空いてない」
「えー、嘘だ。
ちょっと空いただろー?」
…眠りにつきそうだったのに…。
私は蓮君のことをとても愛している。
私の気持ちが霞んで見えるのは
蓮君の愛が重……
深すぎるから。
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「恋実ぃ?」
「ん?」
「寒くない?」
「寒くないよ」
「調子悪いとこ無い?」
「無いよ…。」
「喉、渇いて無い?」
「…無いよ…。」
蓮君が選んで寝室に置いた、あまり大きくないダブルベッド。
蓮君曰く、“ずっとくっついていたいから”とのこと。
そんなベッドの上で眠りにつこうとウトウトしている私の隣で私の手を握って離さない旦那様。
私の方に身体を向けて私の顔にキスをしまくるのはいつものこと。
私からすれば、身体を心配してくれるのであれば静かに寝かせてほしい。
先日、店長と月子さんが家に遊びに来てくれた時月子さんに“恋実ちゃん冷めてるね”と言われてしまい
それを聞いていた蓮君はかなり不安に思ってしまったらしい。
ちゃんと愛してるのに。
「恋実、俺のこと愛してる?」
「…愛してる…。」
「今ちょっと間、空かなかった?」
「空いてない」
「えー、嘘だ。
ちょっと空いただろー?」
…眠りにつきそうだったのに…。
私は蓮君のことをとても愛している。
私の気持ちが霞んで見えるのは
蓮君の愛が重……
深すぎるから。