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溺愛禁止。

第4章 デート

番号とアドレスを交換して
早速届いた写真を開いてみると



ん?



「え?ウサギちゃん、写ってないよ?」


「え?ウサギちゃんも写ってると思ったの?
俺、恋実ちゃんしか撮ってないし。」




「え?」



「…え?」












「フフっ…。」




「/////…。


だ、だから、送ってって言ったのか。

恋実ちゃんしか写ってないのに何か変だなぁって思ったんだよね…///」



ウサギちゃんと撮って欲しかったけど
ま、いいか…。





「俺の待ち受けは恋実ちゃん♪っと。」



そう言って蓮君はスマホをポケットにしまった。




私は自分が一瞬でも笑っていたことには気付いていなかった。




そして蓮君が、笑った私をわざとスルーしてくれたことも…


私は気付いていなかったんだ。


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