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溺愛禁止。

第4章 デート

園内にあるレストランで蓮君と二人、遅めの昼食をとっていると蓮君のスマホに着信があった。


「もしもし、月子?」


月子さんからか…。



「は?」



どうしたんだろ…。



「あぁ…わかったよ。じゃあ…。」


「…月子さんどうしたの?」





「……疲れたから先帰るって。」


「じゃあ、私達も…」



「いや、もうとっくにここを離れてるらしい。」




「じゃあ、私達もこれ食べたら帰ろっか…。」



「…。」


蓮君はスマホを覗き込み



「まだ2時なんだけどな…。」


残念そうに呟いた。




「恋実ちゃん、どこか行きたいとこない?」




「……特に…。」








「恋実ちゃん~、俺、マジでへこむわー。」

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