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溺愛禁止。

第4章 デート

蓮君は…自分からそう言ってくれたのに…。


「マジで?友達?」


ちょっと悲しそうだった。





でもそれは一瞬で…


「よしっ、OK♪」


いつものようにニッ、と蓮君スマイルを見せた。




「俺と友達になるといいことだらけだよ?」


「いいこと…だらけ?」




「そう♪」


何だろう…?



「俺は何よりも友達を大切にする人間なんだ。」


自慢気に胸を張って話す蓮君。






「だから、友達として…



恋実ちゃんを溺愛するからよろしくっ。」





親指を立てて満足気にウインクをした。









溺愛…?





その言葉に正直、ちょっと…戸惑った。






だけど、友達が出来たことは


素直に嬉しかったんだ。



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