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確かに最近…周りが変わってくれたから、自分から変わらなきゃっていう気持ちが薄れていた。



蓮君に頼りすぎな自分もいた。



周り…任せ…。





「俺からは以上だ。」



「え？」




面談が始まってから10分も経っていない…。





私は必要とされていないのだろうか…。



店長は遠回しに



辞めてくれと言っているのだろうか。






「佐伯、勘違いするなよ。」



…？




「俺はお前の仕事振りは認めている。


今俺が言ったことで佐伯が前進するのか後退するのか


俺は、見てるからな。」









前進するのか



後退するのか…。







甘やかされている環境に馴染み始めていた私の肩に重くのし掛かった。







店長…普段は無口だけど、私のことちゃんと見ててくれてたんだ…。



身近にこんな風に言ってくれる人が居たんだ…。








店長が言ってくれた言葉は
時間をかけて噛み締めれば噛み締めるほど


私の心を温かくさせた。