溺愛禁止。
第5章 いい人?
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その夜、蓮君から電話が来ていた。
面談の内容が気になっていたらしい。
私はありのままを蓮君に話した。
「…そっか…。兄貴そんなこと言ったんだ。」
なんだか神妙な様子の蓮君。
「恋実ちゃんをバイトに採用した時、兄貴…俺と月子に言ったんだよね。
新しい子が皆に馴染めなかったら頼むな、って…。」
「店長が?」
「あぁ…。」
…どうして店長は私を雇ってくれたんだろう…。
最早、“いい人”の意味が
覆された気がしてしまう私。
だけど、蓮君も店長も…
私にとっては大切な存在だ。
他人なのに、私のことを考えてくれる人。
他人なのに、意見してくれる人。
そんな人たちと
この世の中で出逢うことができた。
私は…明日から少し、変われるかもしれない…。
そんな気がしていたんだ。
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その夜、蓮君から電話が来ていた。
面談の内容が気になっていたらしい。
私はありのままを蓮君に話した。
「…そっか…。兄貴そんなこと言ったんだ。」
なんだか神妙な様子の蓮君。
「恋実ちゃんをバイトに採用した時、兄貴…俺と月子に言ったんだよね。
新しい子が皆に馴染めなかったら頼むな、って…。」
「店長が?」
「あぁ…。」
…どうして店長は私を雇ってくれたんだろう…。
最早、“いい人”の意味が
覆された気がしてしまう私。
だけど、蓮君も店長も…
私にとっては大切な存在だ。
他人なのに、私のことを考えてくれる人。
他人なのに、意見してくれる人。
そんな人たちと
この世の中で出逢うことができた。
私は…明日から少し、変われるかもしれない…。
そんな気がしていたんだ。