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溺愛禁止。

第7章 訪問者

職場に連絡してくるなんて他に考えられない。
家を出てきてからもう4ヶ月にもなるのに…。


黙っている訳にはいかなくなって
月子さんにも圭一のことを話した。


月子さんは、何かあった時のために店長にも話しておくと言った。


そして、私に誰か訪ねて来ても
知らない、ここでは働いていない


そう返答するように全員に周知された。




圭一と知り合ったバイト先でもそうだった。
周りが気を遣って結局、仕事がしずらくなってしまったのだ。


また、迷惑を掛けてしまう。


せっかく、馴染んできたのに…。


みんなとの距離が遠くなった気がした。





その日から三日間、毎日蓮君が送り迎えをしてくれた。


蓮君は、


“恋実ちゃんと一緒に居れるの嬉しいから

絶対に気にしちゃ駄目だよ”


って言ってくれてるのだけど





こんな状況で気にしない方がおかしいよ…。






バイト先…変えようかな…。





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