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溺愛禁止。

第7章 訪問者

「アイツが……来たのか?」



俺が聞くと恋実ちゃんの目にはみるみると
涙が溜まっていく。



「アイツ、まだ居るのか?」



恋実ちゃんが首を横に振ったと同時に


キラキラと涙が飛び散った。







本当は…


アイツに何をされたのか
何を話したのか今すぐに聞きたい。



だけど、


それを聞けば彼女をもっと傷付いてしまう。




俺は今、


どんな言葉を掛けたらいい?










「蓮君、私…もうバイトに行けない…。」



「……?」





「バイト……辞める。」



「恋実ちゃん、そんなことより…」


















「蓮君にも…



もう会わない。」









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