溺愛禁止。
第7章 訪問者
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「恋実、また同じこと繰り返すのかしら。」
「誰と生きるかを決めるのは自分だ。
佐伯が決めたんならほっとけ。」
月子も兄貴も
恋実ちゃんのこと心配じゃないのか?
「私は…そういう愛し方もアリだと思うけどな。」
「は?」
俺は月子の言ったことに耳を疑った。
「好きな人を独り占めしたい、されたいって思うのは当たり前だと思わない?
蓮、アンタだって
恋実を独り占めしたいんでしょ?」
「あのなー、欲求のままに生きてたら
世の中ストーカーだらけだっつーの。
俺は恋実ちゃんの気持ちを
一番に考えてるんだよ。」
「恋実の本心もわからない男が言うセリフじゃないけどねっ。」
俺達の会話を呆れた様子で聞いていた兄貴が口を開いた。
「自分でソイツから本気で離れたいと思えば今日だって蓮に助けを求めることは出来たはずだろ?
それなのに、もう蓮に会わないって
言ったってことは
佐伯自身が
本当はソイツのこと
まだ好きなんじゃないのか?」
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「恋実、また同じこと繰り返すのかしら。」
「誰と生きるかを決めるのは自分だ。
佐伯が決めたんならほっとけ。」
月子も兄貴も
恋実ちゃんのこと心配じゃないのか?
「私は…そういう愛し方もアリだと思うけどな。」
「は?」
俺は月子の言ったことに耳を疑った。
「好きな人を独り占めしたい、されたいって思うのは当たり前だと思わない?
蓮、アンタだって
恋実を独り占めしたいんでしょ?」
「あのなー、欲求のままに生きてたら
世の中ストーカーだらけだっつーの。
俺は恋実ちゃんの気持ちを
一番に考えてるんだよ。」
「恋実の本心もわからない男が言うセリフじゃないけどねっ。」
俺達の会話を呆れた様子で聞いていた兄貴が口を開いた。
「自分でソイツから本気で離れたいと思えば今日だって蓮に助けを求めることは出来たはずだろ?
それなのに、もう蓮に会わないって
言ったってことは
佐伯自身が
本当はソイツのこと
まだ好きなんじゃないのか?」