テキストサイズ

溺愛禁止。

第8章 後悔

「圭一…。

今日は、外で食べよ?

二人の再会を…お祝いしよ?」




心の中を読まれないように
できるだけ口角を上げた。




部屋の中で本音を言ってしまえば……



もうここから出られない---。




「あぁ、そうだな…。

じゃあ……恋実がバイトしてた居酒屋なら
行ってもいいぞ?」



え…?




「他の店は、無理だ。」





皆に迷惑は掛けられない……。



どうして?って聞いたら

逆に怪しまれてしまいそうだ。







結局、今夜は家の中で食べることにした。


ありあわせで作った料理だけど
圭一は旨い旨いと言って食べてくれた。


料理に塩を多く入れてやろうかと思ったけど
機嫌を損ねられたら何をされるかわからない。




我慢しなきゃ…。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ