
最後の恋は甘めの味で
第12章 一番の笑顔
...........は?
私は思わず眉間にしわを寄せる。
「いやー、ムードぶち壊し魔の暁さんですからこそばいと言いながら笑うもんだと。それも大声で。腹を抱えながら」
この男は私をなんだと思っているのか。
いや、はっきりとムードぶち壊し魔と言われたけども。
そしてホテルでのこともあるので大きく否定もできないけども。
だがむしろ今、ムードをぶち壊したのは上條くんではないのか。
そもそも今の状況って.....
強姦っていうやつなのでは?
だって私、この行為に賛同していない。
強姦にムードもくそもないのではないか。
「強姦じゃないですよ」
全てを見透かした上條くんがネクタイを緩めた。
「.......これのどこが強姦じゃないのよ.....」
「暁さん、知ってます?犯罪ってね?される側が嫌と感じなければ犯罪にはならないんです」
この男は私が嫌と感じていないと思っているのだろうか。
自意識過剰にもほどがある。
だけど、私は......
「暁さん、俺に面と向かって
嫌って言えないでしょ?逃げないのも抵抗をしないのも全部それの表れなんじゃないんですか?」
どうしてこんなにずばり言い当てるのか。
私の心は嫌にはほど遠く、もっとしてほしいと上條くんを求めてる。
私は思わず眉間にしわを寄せる。
「いやー、ムードぶち壊し魔の暁さんですからこそばいと言いながら笑うもんだと。それも大声で。腹を抱えながら」
この男は私をなんだと思っているのか。
いや、はっきりとムードぶち壊し魔と言われたけども。
そしてホテルでのこともあるので大きく否定もできないけども。
だがむしろ今、ムードをぶち壊したのは上條くんではないのか。
そもそも今の状況って.....
強姦っていうやつなのでは?
だって私、この行為に賛同していない。
強姦にムードもくそもないのではないか。
「強姦じゃないですよ」
全てを見透かした上條くんがネクタイを緩めた。
「.......これのどこが強姦じゃないのよ.....」
「暁さん、知ってます?犯罪ってね?される側が嫌と感じなければ犯罪にはならないんです」
この男は私が嫌と感じていないと思っているのだろうか。
自意識過剰にもほどがある。
だけど、私は......
「暁さん、俺に面と向かって
嫌って言えないでしょ?逃げないのも抵抗をしないのも全部それの表れなんじゃないんですか?」
どうしてこんなにずばり言い当てるのか。
私の心は嫌にはほど遠く、もっとしてほしいと上條くんを求めてる。
