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最後の恋は甘めの味で

第13章 認めてはいけない

頭を上げれば居ない筈の男の姿が目の前にあった。



なんで......



『暁さん......?』


耳元で問う声に体をびくりと震わせる。


居ない筈の男の声が、なんでこんなにも近くに感じるのか。



嘘でしょ?

私.....そんな......



自分の見ているものに若干パニックを起こす。


それもそのはず。


私の体は上條くんを”おかず”に選んだのだ。



ダメ!

止めて!



そう思うのに、その声によって私の中の箍が外れたのか、手が中心への刺激を始めた。


「ふぁあ、あ、んぅ」


止まることを知らない淫らな声。

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