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でも、私は認めてはいけないの。


私の心からあの人が居なくなることは......きっともう、ないから......


あなたは分かっている上で告白をしてくれた。


それでも私の中であなたを一番にすることはできない。


それがどれほどあなたを傷つけることになるのか。


身勝手だけれど私は上條くんの傷ついた姿を目の前で見たくない。


だから、私は逃げる道を選ぶのだ。


「........ごめんなさい」


誰もいない部署で誰にでもなくそう謝る。






認めかけた気持ちを奥底に沈め.......






私は鍵をかけた。