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最後の恋は甘めの味で

第6章 高級ホテル

その言葉を聞き、上條くんはにやりと口を歪ませる。


「じゃあ、言って下さいよ。我慢なんてしないで。全部俺に.....ぶつけて下さい」


上條くんの優しいキスがおでこに落とされ私の中の何かが.....


切れた。


「もっと......触って」

「どこを?」

「全部....」


ん、と目を細め、またキャミソールの上から触ろうとする上條くん。


性格が悪いにも程がある。


「ちが.....!」

「違うんですか?」

「.........つ....」

「はい?」


上條くんの細くて長い指にきゅっと自分の指を絡める。


上條くんは驚いたようにしたが、そんなこと、この際どうでもいい。


私は早くもっと快感を味わいたくて仕方が無かった。


「直接、触って.....」

「........それ、反則だろ」


言われた言葉の意味を考えようとしたが、そんな時間など上條くんが与えてくれるはずがなかった。

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