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男子寮

第16章 日向×椿 好きだけど… (ss)

日向side


帰ってきた椿は酒臭くて、誰と飲んできたのかと怒鳴りたい気持ちだった。

しかし椿の目は赤くて、泣いていたことに気づくことができた。

もし気づのが少し遅かったら完全に怒鳴っていた。



「日向…、今日甘えたら怒る?」

「いつも甘えん坊だろ?」

「ぅ…、ひ…ぅぐ、」


いきなり泣かれると困るんだが。

俺は椿をギュと抱き締めてやった。



なんでこんなに不安そうな顔なんだよ、椿…。





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