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男子寮

第16章 日向×椿 好きだけど… (ss)




「日向…、好き…好きだよ」
「うん、知ってる」
「俺…日向のこと好きだよ」
「どうした椿?」


椿の顔を覗き見ると、涙が溢れていた。体は震えていて、何かに怯えているようだった。


「誰と飲んでたか聞かないんだ…。」
「こんな状態で聞けるかよ」
「ん…。確かに(笑)」


日向がなにか言いたいとき、俺の目を見ない。


嫌な予感しかしねえ。



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