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男子寮

第1章 水樹×楓哉




水樹side


俺は、この名前が大嫌い。
いや、正式に言うと嫌いだった。



―――――君に会うまでは。


入学式の日。

なかなかクラスを見つけられず、いい年して迷子になった。



いっそのこと、諦めよ。



馬鹿なのか、当時の俺は、諦めて屋上に向かった。




屋上には誰も居なくて、1時間くらい眠っていた。
それもかなり爆睡。




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