男子寮
第18章 快斗×利央 醜い感情
「あ、あの、つ…付き合ってください。」
「わぁー、君可愛いね!名前なんて言うの?」
「亮です、白神亮…。」
「何年生?」
「い、一年です…。」
「そっかぁ、付き合うのは無理だけどまた話そうぜ?」
「は。はい!し、失礼しました!」
一緒に廊下を歩いていると、明らかに利央への視線を感じる。
やはり、いい気はしない。
「ったく、ランキングの結果って半端ねぇなー。」
「あぁ、そうだな」
「てかさ、さっきの子可愛いかったねー。目おっきいし、髪の毛フワフワだし?昔の俺でよけりゃ完全に遊んでるわ~」
ヤバい、今のは、キタ。
「あ、あぁ。そうだな」
「なぁ、元気なくねぇ?」
「ごめん」
その場にいるのが嫌で、俺は生徒会室に逃げた。
今までも、利央が告白されたり、部屋でヤってるときに遭遇したり、たくさん見てきたのに。なんで、こんなモヤモヤした気持ちになるんだ。
「はぁー。」