無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「その顔は図星か(笑)」
「もうあんた嫌だ」
「いや～ん、黒快斗怖い♪」
「殺しますよ？」

ニコッ

「目が全く笑ってないぞ」
「うるせぇじじい」
「お前ヤンキーだろ実は」
「なんでそうなる」
「言葉使いとか、いろいろ」
「ヤンキーの方が楽だね跡継ぎよりか」


本当に、俺は心の底からそう思う。跡継ぎなんて、やりたくない。兄貴さえ、あいつさえしっかりしていてくれたら。


「まあさ、利央はちゃんとお前のこと好きだから、言いたいことあんなら、本人にいいな」

「だって、言葉にできないもんこの感情が、言葉に…できない。」

ヤバい、もう限界だ。

気づいたときには、涙が溢れていた。


「泣くなよ…。」
「あんたが、あんたが…っ」