男子寮
第7章 椿×日向 好きだから
日向side
「やっぱここか…」
喧嘩した後は、決まって快斗の部屋だ。
椿は気分屋すぎる。
なんで泣くんだよー!
「帰ろ?」
「触るな!」
はぁー、
やばいな。
今回は重症だ…。
「椿…快斗にも迷惑だから」
「うん…、でも、日向」
「とりあえず、部屋でな?」
「……わかった」
相変わらず
可愛い
「わりぃな快斗と利央」
「大丈夫ですよ。」
「俺はなんもしてないんで」
とりあえず2人に謝って、号泣している椿を連れて帰る。
すべての始まりは
今朝の出来事からだ…。