秘密の時間は私のもの
第13章 小さな変化
「はぁ、はぁ.....っ.....」
1人虚しく残された場所で
焦らしに焦らされていたそれを扱く。
いつもなら颯太のあんなことやこんなことまで彩り緑出てくるのに
今日は全く出てこない。
それもこれも全部滝波のせいだ。
なにが
“立川くんに接していて少なくともそれだけではない目的もできましたよ”
だよ。
たかが一緒なクラスの変態の癖して。
何も、知らない、癖して......
.........あぁ、分かってるよ
分かってるさ
お前以上に颯太の身体に触れている俺が何故分からないと思う。
こういう可能性も考えてつけた4つ目の条件。
颯太と付き合うなんて有り得ないのは今だって同じ気持ちだ。
なのに、なんで.....その4つ目がこんなにも邪魔と感じるんだ
「くっそ....この遅漏野郎」
扱けど扱けどイかないそれに
俺は滝波に憐れられた屈辱を言葉にして吐いたのだった。
作品トップ
目次
作者トップ
レビューを見る
ファンになる
本棚へ入れる
拍手する
友達に教える