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秘密の時間は私のもの

第14章 「久しぶり」

というか、あっさりOKしてしまったが


今正にその上にいくための覚悟を決めていたというのに....


はぁと息を吐いたものの


他人同然だったものが“友達”に戻れたのだからそれはそれでよしとした。



「それで?“全く違う話”って?」

「あー......えっとな....うーん....」



妙に歯切れが悪い様子に?マークを浮かべるも


その様子にどこか既視感を覚える僕。



そう

あれは確か病院で僕がホモって......



ということは.....


あまりいい話題ではないということだ。


止めてもいいけど正直ホモであること以上に


バレてやばいことは僕自身ないしと腹を括る。


上野にだけはバレたくないという思いからか


この時の僕は、亞との関係が頭からすっぽり抜けていたんだ。

















「....多分、お前とは違うクラスだとは思うんだけど....藤塚との関係ってなんなんだ?」


















だから、上野の口からのこの質問に僕は、言葉を失ってしまった。

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