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秘密の時間は私のもの

第4章 滝波葉結という人間

それだけは阻止しなければ。


勃ってるのだって妄想によるもので縛られているからでは



「.......僕、興奮してきちゃった」



へ.......?


颯太は甘い吐息を吐きながら、俺の股間を愛しそうに撫でる。


ちょ、っと、まてぇええ!


え?


何この状況。


これじゃまるで俺が



「受け攻め逆転萌え」



そんな声が聞こえ、そちらに顔を向ければにやりと口元を歪める滝波。


まさか、全部.....



"計画通り"



滝波の口がそう動いたのが分かった。


ぬぉおおおお!!


ふざっけんな!


このあま!!!


お前、普通にスるだけでいいって



「亞、よそ見、しないで。僕のこと、ちゃんと見て」



顔を強引に颯太に向かせられ、唇を舐められる。


俺の唇に颯太の指が添えられ、開けるよう指示される。


微々な力。


逆らうことなんて簡単な筈なんだが.....


俺の唇はいとも簡単に開き始める。

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