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秘密の時間は私のもの

第6章 あの時、この時の私

そして今日だってその位置は変わることなく。


相も変わらず2人は激しく抱き合っている。


最初こそは彼らも躊躇っていたようだが


慣れてきた今現在ではこんなにも大胆になった。


タチである藤塚氏に至っては


視姦されていることを興奮材料にまでなさっているようで。


さすが変態。


だけど、そこがいい。


私の筆も乗るってもんだ。



それにしても.....

この2人、全女子生徒に対し酷なことをしている自覚、あるのかしら...



片やモテ男の藤塚亞。


片や......


藤塚亞で隠れてしまうこともしばしばだけど


可愛いと噂の立川颯太。


お互いファンクラブを抱えている同士。


立川くんは知らないだろうけど。


何もそんな2人で“恋人”にならなくても良かろうに。


このことを知ったら、一体どれだけの女子が泣くことになるのだろう。



まあ.......



今もこの先もこのことを知っているのは私だけになるだろうけど。

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