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秘密の時間は私のもの

第7章 2人の関係

なぜって、俺らには“ルール”があるわけで....



?ん?



それはさて置いて、俺の目に映る颯太。


眉間に皺を寄せ、何か困っている様子。


そんな颯太を興奮気味に見詰めながらも


言葉を吐いてる様子の滝波。


そんな滝波の言葉になのか様子になのか


どんどん困り顔になっていく颯太。



まさか.....

放課後の行為について颯太に何か無理強いしてんじゃねぇだろうな?



助けなければいけないと思うも今は日中。


“ルール”がある限り、俺は颯太に日中話しかけることができない。



くっそ.....

読唇術なんて俺、身につけてねぇし

何、話してんだよ......



結局、気になることは気になるまま。


昼休み終了のチャイムが鳴り


颯太と滝波はクラスに戻ってしまった。


俺はモヤモヤした心中の中



絶対放課後、問い詰めてやる



そう決心し、自分の教室に戻ったのだった。

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