
俺の弟はホモなのか?
第30章 ★新章★僕の兄貴はデートに食いつくのか!?
「――――…おれ?」
女性は、顔を赤くして俺を見上げる…
「あ…はぃ――――…あの…
お一人でしたら…私たちと一緒に…遊びませんか?」
逆ナンか――――――…
ったく…こんな所にいて…“一人か?”と聞いてくるこの女はバカなのか?
「―――…すみません…待ち合わせをしているので…」
「…ですよね―――…じゃぁ…せめてメルアドだけでも交換しませんか?」
うゎ…食い下がるなぁ…
面倒臭そうな女――――…
「アドレスは交換できません
恋人がいるので…そう言うのはしたくないんで」
俺は爽やかな笑顔で女性の申し出をシャットアウトした…
「あ…ぁ…そうなんだ…
ですよね〜〜〜〜〜〜〜」
早く消えろ…
俺はそんなオーラを出し女性に背を向けた…
まったく…
これが兄貴だったら…
メルアドとか教えかねない…
