
俺の弟はホモなのか?
第30章 ★新章★僕の兄貴はデートに食いつくのか!?
せっかくの待ち合わせに…
ったく…胸くそ悪い―――…
周りを見ると…女友達と遊びに来ました的な奴等がチラチラこちらを見ては…
ソワソワ…している…
俺は、人混みといい…逆ナン女といい…チラ見女達といい―――――――――…
だんだんイライラしてきた…
これから楽しくなるはずのデートなのに…
俺は、内心―――…イラつきながら…顔は爽やかなまま…
兄貴を待った―――――…
「―――――…ミチル!?」
強く腕を引っ張られる――…!!
ごちゃごちゃした人混みと雑音の隙間から…
俺を引き寄せる様に―――…
兄貴が俺を掴んでいる―――…
「!ミチル?大丈夫か?」
「―――…へ?大…丈夫?」
兄貴は、俺を掴みながら…
焦ったような…
心配そうな顔をしていた―…
「―――…え?…え?何で…大丈夫って聞くの?」
「―――…まず…ここ離れよう――――――――…」
