俺の弟はホモなのか?
第30章 ★新章★僕の兄貴はデートに食いつくのか!?
俺は、残りの珈琲を飲み干した…
「ま…カケルの君への溺愛っぷりを聞くと…ブラコンになるのもわかる気がするよ――…
じゃぁ、デートとか…心配とかしたんじゃないか?」
向井は、腕を組――――…
俺の心情を見透かすように話す――――…
しかし…俺的には…
向井の見透かしなんて―――…
浅くて笑えてくる…
「心配――――…っつ〜か…
俺以外と何処かに行くとか……
俺が許すわけ…ないじゃん」
向井の目が…一回り大きく開く…
「――…向井さん…勘違いしてませんか?
俺のブラコンは……一般のブラコンとは違いますよ―――…
ライクじゃない…ラブの方の…ブラコンですから…」
「はぁ…?え…ミチル君?」
「多分―――…向井さんも…近い感情を―――…兄貴に抱いてますよね…」
向井は、固まったまま…組んでた腕にグッと力を入れた…