俺の弟はホモなのか?
第9章 俺の弟は反抗期なのか?
「つーか!何で、俺が食べないって事になるんだよ!
俺は、関係ないだろーが!」
ミチルは、膨れたままボソボソっと何かを言っている―――…
「聞こえね〜よ!」
「太りたくない…ニキビ作りたくない…
成長したくない――――…」
「おいおい!何だよ!
最初の二つは解るが!
最後の理由は、母さん聞いたら泣くぞ〜!
成長は嫌でもするんだから!!」
ミチルは…ケッ!って顔をして俺を睨む!
いや〜!その睨み付けも!かわゆす♪……あ…スンマセン…
すると、ミチルは目線を外し…
「――…なら…にぃにが…ネコになれんのかよ―――…」
「ん?ネコ?」
「何でもない!!」
ミチルは、マンガを掴み部屋を出ていく!!
が…ドアの前で振り返り…
テーブルをガシッ!と掴み!
ひっくり返した――――!
「あぎゃ―――――!ミチル!何!しやがる――――!」
見事なちゃぶ台返しを見せたミチルは、床に散乱したポテチやジュースを眺める俺に―――――…
「…そんなの食べないで…筋肉になるのを食べてよ!!
僕のために―――――…」
と……訳の解らん事をいい…
うるうるの瞳を見せる!!
「はぁ?つーか…片付けろよ…」
ミチルは、や〜だね!と、そそくさと部屋を出ていった―――――――!
ネコだのタチだの――――…
何だよ!
ミチルがネコなら!
俺は、イヌだろーが!!
ワン!!
====【完?】====