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ディーン×サム

第1章 Forbidden Fruit

「まだだ、サミー。まだ出したらダメだぞ」

兄貴の言葉に僕はクスクスと笑ってしまった。だって、小さい頃オシッコを漏らしそうになった時、兄貴はそう言いながら僕をトイレに引っ張って行ったんだから。
兄貴はいまだに僕のことを4歳児だと思っているみたいだ。もっとも、今漏らしそうなのはオシッコじゃないけど。

「力を抜いてろ」

兄貴は舐めて濡らした人差し指を、僕の中にゆっくりと入れてきた。

「は……」

僕は異物感に身体を固くした。何をされたのか、一瞬理解できなかったんだ。

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