
黒の青空
第3章 1
簡単に彼女は言った
「だって、帰れないやん」
もうボロボロになった服を指して俺を追い詰める
「毎日えっちできるよ?」
「…っ…」
耳元で言うからビクッとなった
…毎日…
そのとき、部屋の外から足音が聞こえた
「やべ…とりあえず隠れて」
理緒をクローゼットの中に押した
クローゼットを閉めるのと同じタイミングで、部屋のドアが開いた
「…洋、何してんの?」
母さんだった
「何もしてへんよ」
「…」
「…ふ、服直しただけやけど」
怪しまれてるかな
「あっそ」
それだけで終わった
内心ほっとした
「で、何か用?」
「うん、買い物行ってくるから洗濯物入れておいて」
「うん」
「じゃ、行ってきます」
母さんはドアを閉めて部屋を出て行った
「…もういいよ」
「…」
「…理緒?」
「…どーするん?」
どーするんって言われても…
「とりあえず出てき」
クローゼットを開けて、理緒を出した
このときまで願ってた
クローゼットを開けたら、服はボロボロなんかじゃなくて、普通なことを
でも、ボロボロだった
自分でやったのに、信じられない
裂かれた服の間から見える白い肌
腰も太ももも胸元も見え隠れする
こんなときでも俺って興奮するんやな
理緒を抱きしめて、キスをしながら服の間から指を入れて肌をなぞった
「…ん…」
お互い声が漏れる
さっき擦り付けてたのを思い出した
口を離して理緒をぎゅっと抱きしめて言った
「…拉致れたらゴムつけないでするかも…」
何言ってんやろ
「…じゃぁ…拉致る?」
答えるかわりにぎゅっとより強く抱きしめた
交渉成立と言うように、理緒もぎゅっと抱きしめ返した
「だって、帰れないやん」
もうボロボロになった服を指して俺を追い詰める
「毎日えっちできるよ?」
「…っ…」
耳元で言うからビクッとなった
…毎日…
そのとき、部屋の外から足音が聞こえた
「やべ…とりあえず隠れて」
理緒をクローゼットの中に押した
クローゼットを閉めるのと同じタイミングで、部屋のドアが開いた
「…洋、何してんの?」
母さんだった
「何もしてへんよ」
「…」
「…ふ、服直しただけやけど」
怪しまれてるかな
「あっそ」
それだけで終わった
内心ほっとした
「で、何か用?」
「うん、買い物行ってくるから洗濯物入れておいて」
「うん」
「じゃ、行ってきます」
母さんはドアを閉めて部屋を出て行った
「…もういいよ」
「…」
「…理緒?」
「…どーするん?」
どーするんって言われても…
「とりあえず出てき」
クローゼットを開けて、理緒を出した
このときまで願ってた
クローゼットを開けたら、服はボロボロなんかじゃなくて、普通なことを
でも、ボロボロだった
自分でやったのに、信じられない
裂かれた服の間から見える白い肌
腰も太ももも胸元も見え隠れする
こんなときでも俺って興奮するんやな
理緒を抱きしめて、キスをしながら服の間から指を入れて肌をなぞった
「…ん…」
お互い声が漏れる
さっき擦り付けてたのを思い出した
口を離して理緒をぎゅっと抱きしめて言った
「…拉致れたらゴムつけないでするかも…」
何言ってんやろ
「…じゃぁ…拉致る?」
答えるかわりにぎゅっとより強く抱きしめた
交渉成立と言うように、理緒もぎゅっと抱きしめ返した
