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黒の青空

第4章 2

___そして今

ニュースをみるといつもその日を思い出す

首に回される腕はなんとなくあったかくて

なんとなく冷たい


「洋?」
「…うん?」
「今日学校なんしてたん?」


理緒はよくこの質問をしてくる


「今日は…特に何もなかったかな」
「ふーん」


つまらへーんって理緒は腕を離した


「だめ」


俺は理緒を抱きしめた


「ん?」
「キスしたい」
「んー?」
「ちゅーしたい」


ちゅっと唇を一瞬だけ重ねた

くふふって笑われたけど

したいものはしたい

これは約束のひとつ

監禁した日に決めたこと


その1、したいときに求める

その2、お互い隠し事はしない

その3、聞かれたことは答える

その4、お互い好きとか愛は求めない

その5、当たり前だけどこのことは絶対内緒


とりあえずはこれが約束

また増えるかもやけど


「したい」
「うちも」


学校から帰ったらすぐにお互い求める

もう日常化してしまったけど、まだ本当にしたことはない

挿れたいって欲はあるけど、あの日と同じことの繰り返しだった

お互い踏み出したりしない

それ以上をなぜか求めない


「…んっ…はぁっ…ぁあっ…」
「はぁっ…はぁっ…はっ…ぁっ…ぅうっ…」


理緒のそこにいつもみたいに擦り付ける

ぞくぞくする感覚は妙にくせになる

いつも恥じらう理緒をみると余計興奮する

いじめたいとかそゆのはあんまりない

むしろ逆

フェラされるのが好き


「…フェラして…」
「…やだ」
「むー…」


フェラでいじめられる日もあるし、する前にこんな風に軽くいじめられるときもある

欲は抑えれないからやだって言われたときは甘え口調になってまう


「して…?」


上目遣いをしてみるけど、理緒は優しく頭を撫でるだけ

表情はいたずらっぽい笑み

楽しんでる…


「我慢できないのぉ…」
「…変態」
「んー…っ…」


理緒の手を引いて自分のモノを触らせた

こんなに硬くなってるのに、我慢させられるのはつらい

理緒の手を自分で上下にスライドさせる

指しか触れないけど

もどかしさが気持ちい


「ん…んっ…はぁ…ぁっ…」


小さな快感の波が襲う

それを理緒はずっと見てる


「はぁっ…はっ…はぁっぅ…は…あぁぅっ…」


なんの前触れもなく、理緒が手を動かし出した

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