
黒の青空
第8章 6
____________________________……
_____________________……
______________……
『よぉ』
また来たのかよ
『何度でも来るって言ったろ』
…今回はなんやねん
『お前、気をつけろよ』
何に?
『周りにだよ。ちょっと危ないかもしんねぇよ?』
だから…何がどんな風に危ないん?
『これ以上親切にすると面白くなくなるからな。この先は言わねぇよ』
なんやねん、それ…
お前は俺の味方なんか、ちゃうんか、どっちや
『面白い方に傾くよ』
ケタケタ笑うもう一人の俺
『まぁーでもー…気ぃつけなー?』
______________……
_____________________……
____________________________……
「集中しろあほーーー!!」
スパーンッと頭を叩かれた
「いって!!!!」
横を見ると内谷が丸めた台本を手にして俺を睨んでいた
「お前いつ自分の台詞言うねん!後輩が困っとうやろ!」
「あ…ご、ごめん…」
目の前の後輩に謝った
が、内谷は横からまた怒鳴る
「撮影日は忘れるし、撮影に集中せえへんし、しっかりしいやー!これうちらの卒業制作でもあんねんからなー!」
「撮影日忘れてたのは先週の話やん!ごめんってば。そんな横で怒鳴んなや耳死ぬわ」
「殺したるわ!」
こんなんやけどいつもと同じだ
今は部活
映画部で撮影中だ
「内谷先輩ぃー、確認お願いしまーす」
別の後輩が内谷を呼ぶ
撮影担当の理緒がいない今、撮影の仕事まですることになった内谷
理緒がいるときは理緒が確認をして、よければ内谷に見せて改善や内谷の意見を聞いたり、役者側にも見せたり
理緒の仕事が上乗せされて内谷も忙しい
申し訳ないことしたと思ってるけど…
「ごめんな、内谷」
「んー?あー、別にー。とりあえず次集中してもっかい今んとこからな。ぼけっとせんといてよ」
もう怒鳴らなかった
疲れがちょっと見える
予告なしに来るもう一人の俺
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『よぉ』
また来たのかよ
『何度でも来るって言ったろ』
…今回はなんやねん
『お前、気をつけろよ』
何に?
『周りにだよ。ちょっと危ないかもしんねぇよ?』
だから…何がどんな風に危ないん?
『これ以上親切にすると面白くなくなるからな。この先は言わねぇよ』
なんやねん、それ…
お前は俺の味方なんか、ちゃうんか、どっちや
『面白い方に傾くよ』
ケタケタ笑うもう一人の俺
『まぁーでもー…気ぃつけなー?』
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「集中しろあほーーー!!」
スパーンッと頭を叩かれた
「いって!!!!」
横を見ると内谷が丸めた台本を手にして俺を睨んでいた
「お前いつ自分の台詞言うねん!後輩が困っとうやろ!」
「あ…ご、ごめん…」
目の前の後輩に謝った
が、内谷は横からまた怒鳴る
「撮影日は忘れるし、撮影に集中せえへんし、しっかりしいやー!これうちらの卒業制作でもあんねんからなー!」
「撮影日忘れてたのは先週の話やん!ごめんってば。そんな横で怒鳴んなや耳死ぬわ」
「殺したるわ!」
こんなんやけどいつもと同じだ
今は部活
映画部で撮影中だ
「内谷先輩ぃー、確認お願いしまーす」
別の後輩が内谷を呼ぶ
撮影担当の理緒がいない今、撮影の仕事まですることになった内谷
理緒がいるときは理緒が確認をして、よければ内谷に見せて改善や内谷の意見を聞いたり、役者側にも見せたり
理緒の仕事が上乗せされて内谷も忙しい
申し訳ないことしたと思ってるけど…
「ごめんな、内谷」
「んー?あー、別にー。とりあえず次集中してもっかい今んとこからな。ぼけっとせんといてよ」
もう怒鳴らなかった
疲れがちょっと見える
予告なしに来るもう一人の俺
